答練期までにやっておくことはある?
税理士試験においては各専門学校では5月から答練期に入ります。
無事に合格して税理士となったアナタは受験生時代に5月までに何を意識して勉強していましたか?
5月の答練期までにやっておくべき事はありますか?
この理論問題に対する私の回答はこうです。
答練のメリット
何をするべきかの前にまず答練のメリットを一緒に挙げてみましょう。
- 本番の練習になる
- 現在の自分の位置をある程度把握できる
- 小目標として設定しやすい
- 解きなおしにより幅広い論点の復習ができる
こんなところでしょうか?さて、とりあえずいくつかメリットをあげましたが答練の最大瞬間風速は何といっても1回目!
1~3までは全て1回目で受けられるメリットですよね。何回解いても本番の練習にはなりますがやはり初見が一番本番さながら。
これらを踏まえたうえでじゃあどうするか?
答練の目的を決める
初見のメリットの中で自分の工夫次第でさらにその恩恵を受けることができるのがさきほどの1番と3番!
2は答練解けば自然と分かります。4は解きなおし時なので初見の時は関係ありません。
では1番本番の練習という部分を最大限に活かすためにはどうするか?
まず、その答練で何を得るか目的を設定しましょう。
範囲表を見ないで受ける、新しい素読みの方法を試してみる、計算総合問題の解き方を試してみる、税法の場合は理論と計算の解く順番を逆にしてみる…などなど何でも良いのです。
1年目では厳しいかもしれませんが是非設定してほしいのは範囲が公開される答練(大原では実判)でも範囲表を見ないで受けてほしいです。
範囲表なんか破り捨ててほしいです!笑
本番で一番難しいのは「出題論点が絞られない問題でかつ初見の問題で取れるところを取る」ではないでしょうか?
であれば1回でも多くその状況で問題を解くべきです。
上に書いたいつもと違う素読みの仕方、計算問題の解き方を試してみるのも良いでしょう。これらは初見の問題で試してみるからこそ価値があると思います。
設定した目的に向けて行動
その目的が決まればあとはそれに向けて今から準備です。1番のための3番ですね。
範囲表を見ないで受けるなら満遍なく復習が必要になりますし、新しい素読みや総合問題の計算の仕方を試してみるなら初見の問題で試す前に試行錯誤を重ね、いわば必殺技のような状態にしておくのです。
いきなり思い付きの方法を試しても効果は薄いです。
その技が決まるかどうかは別ですが決まらなくてもまだ5月の答練です。嫌でもまだまだ答練あります笑
範囲表見ないで大コケしてもまた答練あります。(でも全く手が出ないくらいになるなら範囲見てでもある程度初見の問題を解く経験にしたほうが良いかもです。ケースバイケースで)
確申時期でキツイと思いますが、カリキュラムに沿って進めるだけの勉強よりも学習効果各段に上がると思います。
なぜなら目的を設定する時に自分を見つめなおすから。そうしてそこからさらに進化しようとトライするから。
限られた答練の中でトライ&エラーを繰り返し一番成長した状態で本試験に臨めたらベストですよね。
特に私は「範囲表を見ないで受ける」これが一番成長できました。そのために満遍なく復習しました。素読みや問題の解き方は自分が良く間違えるところをどうしたら間違えないようにできるか、どうしたら早くできるかを必死に考えて色々試しました。
結果としてその必死に考えたところが良かった気がします。また別の機会で紹介できたらと思いますがその結果、私が受けた税法の所得税、消費税、住民税、それぞれここは独自かな?と思える箇所があります。
まとめ
・答練での目的を設定する
・その目的を果たすための手段や行動を必死で考える
・目標が達成できなくてもまた次の答練で試せば良い
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