試験に挑むとなると何度も問題を解き直すことは必須です。
ただし、時間は限られています。
今回は解き直しの時間短縮に大事な力の抜きどころのお話です。
税理士試験を想定していますが、考え方は他の資格試験でも同様です。
大事なポイント
解き直しをする際に大切なポイントは3つです。
- タイミング
- 力のいれどころ
- 抜きどころ
問題解き直しのタイミング
いつ解き直しをするのかは大事なポイントになりますが、これは少しづつ自分で感覚を掴んでいってもらうより他ないと思います。
進捗状況、残り時間などで変わるからです。
よっぽど大丈夫という出来栄えでなければ1回目の解き直しは1週間以内をお勧めします。
それそろ忘れてきそう…というタイミングがベストだと思います。
それを探るのは自分で感覚を磨くしかありません。
私がやっていたのは、問題を解いて出来栄えや残り時間に合わせて、この問題はいつ頃解き直しをする。という事を決めていました。
問題解き直しをする時に力を入れるべきポイント
解き直す事が目的になってしまう事がありますが、大事な事は回答に至るまでの道順を意識する事です。
詳しくは以前書いていますのでこちらをご覧ください。
問題解き直しをする時に力を抜くべきポイント
解き直しにより前回よりは早く解けるとはいえ、毎回きっちり解答していては時間がかかってしまいます。
そこで私は2つの事を省略していました。
1つは計算過程とコメントの記入です。
ただし、注意点として論点特有の計算過程は省略しません。コメントもまるまる何も書かずに空白で進める訳ではありません。
計算過程は数字を一つ一つ書いてきっちり計算過程を組んで解答…とするのは本試験や模試であり、解き直しの際は電卓で終わるような計算過程などは横線シャーっと引いてここに計算過程書くよーって頭の中で認識させてやる程度で必要な値だけ数字で書いていました。
コメントが必要になる箇所も毎回出てくるようなコメントは横線で終わりです。例えば1,000円未満切り捨てとか。コメントの文章や漢字に自信がないものはもちろん書きます。
大事なのはここに書くんだという事だけは意識する事です。なので何も書かずに省略するのはいけません。ここにこれを書くのねハイハイ。という感覚です。
解き直しの時は綺麗に計算過程を書ききる必要はありません。
何回かに一回忘れてないかきっちり書いたりして(その代わり他のところを省略して)
もう一つは集計です。
解き直しの時は最終値まで合うと気持ち良いですが、本試験ではまず合いません。
電卓に自信がなく、練習も兼ねているような場合は集計しても良いと思いますがそうでない場合は最終値や終盤の集計は解き直しではしなくて良いかなと私は思います。
ただし、集計以外の論点はしっかり確認することと何回かに一回は集計した方が良いと思います。勘が鈍らないように。
この2つですが、意外とこれ時間短縮できます。10分~場合によっては20分近くは短縮できた記憶があります。
絶対にしてはいけない事
それは早解きです。覚えてる記憶を頼りにスラスラ計算過程をきっちり書いて60分~70分問題を40分で終わったとか50分で終わったとかは解き直しの効果が薄いと思います。
それよりも、回答に至るまでの道筋は丁寧に書く作業を省略。
解き直しでは何を書くか把握さえできていれば、他の人が読めない横線シャーって書いても良いんです。
効果的に時間短縮をして、限られた時間で成果をあげましょう!
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