税理士試験の理論暗記をするうえでのABC理論ランクの目安

理論暗記は大変な作業でできれば少しでも量が少ない方が良い。と思うのが心情というもの。

とはいえヤマを張るようなやり方は個人的にはお勧めできません。

大変ですが、自分が通っている(受講している)専門学校の理論教材に載っている理論は全て抑えて試験に臨むことをお勧めします。

ただし、すべての理論を満遍なく抑えていくのは現実的ではないと思うので専門学校ごとの理論ランク。こちらを目安に強弱をつけましょう。

目次

理論を全て抑えるメリット

理論教材の理論を全て抑えていくのは理想であるのは分かるけど、ヤマ張りのようなギャンブル性が無くなるという当たり前の事以外にメリットはあるのか?

1年1回の試験で少しでもギャンブル要素を減らすのはそれだけで十分なメリットですが、それ以上に効果的なのが理論の解答に自信が持てます。

本試験のような応用理論では柱上げが必要となったり、理論教材の色んなところから摘まんで組み合わせて解答を作る。という事は良くあります。

この時に抑えていない箇所があると不安が生じます。

全ての理論を抑えていると、問いに対してどこからどれくらい持ってくれば良いのか掴めるようになります。本試験では未学習項目も出ますが、ここは未学習であると本番である試験中にしっかりと判断することができるようになります。

実は私が税法を合格するようになったのはCランクまで含めて全ての理論を抑えるようにしてからです。大変ですが理論は全て持っていくことをお勧めします。

Aランク理論についてはガッチリ

ヤマを張るライバルは当然Aランクは抑えてくるでしょう。

万が一、出題された理論がAランクのみだった場合。ヤマを張った人と全て抑えた人で差がつきにくいかもしれません。それどころか抑えた題数が少ないヤマ張りの方が有利になる可能性も考えられます。

そんな事にならないよう、Aランクはガッチリ抑える事は最低条件としつつ、時々書くようにすると良いと思います。

暗唱やタイピングで日々回していても実際書くとなったら意外と書けないものです。

漢字もしっかり間違いなく、Aランクでは書く事で差をつけましょう。

Bランク理論については臨機応変に

Bランクまでとなるとかなりの題数となるのでヤマ張り頼りでは全て抑えるという事はなさそうですが、普通にBランクまで抑えてくる人も一定数以上は居るかと思います。ヤマを張りつつもBまでフォローという選択もあるかもしれません。

Bランク全て抑えられたら感覚的には割と競争上位(理論暗記について)に食い込めそうではありますがA、Bランクと言えば正直理論教材の8割くらいあると思います。

働きながらの勉強などでは現実的には難しい場合もあるかもしれません。ですがBランクは全て抑えたい。

私はBランクでは独自にBランクの中でランク付けしていました。B+とBとB-です。

Bの中でも強弱をつけるんです。限りなくAに近いけどBだったり、逆に限りなくCに近いけどBという理論があるはずです。

そうしてB+まではガッチリ抑える。BとB-は内容と他との繋がりくらいは理解しつつ、ある程度は書けるようにしておく程度にするなど臨機応変に強弱をつけると良いと思います。

Cランク理論についても内容は抑えておく

Cランクまで抑えられたら、理論競争ではきっと上位の方を走れると思います。

とはいえ週2講義ではなかなかCまでガッツリ抑えるのは難しい。

そこで私は内容だけは「どういう事を言っているのかな?」くらいは理解できるようにしました。

いざ出題された時は作文くらいはできる程度です。

というのもCまで抑えているライバルは少ないと感じたからです。書ける人があまりいないのであればそこは作文でも書ければそれで充分アドバンテージになるという考えです。

ただし、これは所得、法人、相続などの週2科目であると思います。消費や住民はCランクもそれなりに書けるようになる必要があると思います。

ライバルよりもアドバンテージが取れるラインを目安にする

それぞれ理論の重要度によりライバルよりも少しアドバンテージが取れるくらいを目安にすると良いと思います。

経験があれば確認テストや、直前期の模試などで感覚を掴めると思いますがとりあえず理論のABCランクを目安に考えると良いでしょう。

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この記事を書いた人

開業税理士です。
自身のHPブログを運営していく上でブログを書く楽しさに気付きました。
税理士事務所のHP内という枠に捉われず好きに書く場所としてこの個人ブログを運営しています。

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