模試の答案が返却されたら正答率との照らし合わせをしよう

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返ってきた答案で一番大切なポイントは正答率

答案が返ってきて一番気になるのは得点かなと思います。

次に、順位。

私もこの二つはどうしても気になります。

受験前半の頃はそこばかり気にしていたと思います。

ですが、一番大切なのは周りの正答率。

学校によって違うかもしれませんが、おそらく答案返却の際に正答率表のようなものが配布されると思います。そこに載っている正答率が大事です。

自分の答案と正答率表を照らし合わせる

点数が良く、順位が上だと安心するものです。

ただ精神衛生上は良いかもしれませんが、出来ること、出来た事を確認するのは成果という観点からは効果が薄いです。

言ってしまえば当たり前なのですが、出来るだからそれで良いのです。

逆を言えば出来なかった部分に対応していく必要があります。

その部分に対応していく事で実力が伸びてきます。

これは普段の勉強でもそうですが、模試の時は周りと比較する事ができるのが強みです。

試験の特性上、周りの人が出来ているのかという部分を無視する事ができません。

正答率が高い箇所をちゃんと取れているか。そこが大切なポイントです。

私が利用していた学校は論点ごとの正答率を出してくれていたので、まずはその論点ごとに自分が出来ていたのか〇×(△も使ってました)をつけていました。

そうすると、正答率が高いのに×がついている。など正答率と自分の出来が一目瞭然です。

正答率表を照らし合わせると何が分かるのか

周りに比べて自分の出来が分かるのはもちろんですが、それはつまり復習の重要度が分かります。感覚的に正答率が高い問題が分かってきます。その他に場合によっては解答順序の問題点に気づきます。

正答率が高いのに×がついているところは最優先で確認です。(私は40~45%くらいまでで間違えている問題は危険信号と判断していました)
何故、間違えたのか。自分の中で曖昧な点はなかったか。場合によってはテキストまで戻ります。

そしてこれを毎度答練のたびにやるとどのあたりを外しちゃいけないのか、逆にどのくらいの難易度だと正答率が落ちるのか感覚的に身についてきます。

そうなるとしめたもので、本番の時にも役立ちます。ここは外せない。ここは多分正答率低そうやな…、飛ばそう。とかそういう判断材料になります。

それからこれはおまけ?的な要素かもしれませんが、自分の解き方がまずかったかな?と感じる場合もあります。

所得税を例にとると、解答欄後半に住宅ローン控除とか寄付金控除(税額控除の方)あたりがあって、私は毎回そのあたりの正答率が安定しませんでした。でも正答率はお高め…。

これは論点が独立しているからだと思いますが、厳密にはある程度進めた後の数字を判定に使ったりと、それなりに区切りがついてからじゃないと触れられない問題だと思って毎回最後の方に解いていました。
でもそうするとボリュームに押されていつもジリ貧になってしまう…。

そんな問題点に気づいて前に書いた理論と計算どっちから先に解く問題につながって所得税だけこれまでの勝ちパターンを変えたという経緯です。

みんなが出来るところを取る

言葉にすると当たり前で何度も聞いてるので「わかってるよ」となってしまうと思います。
私もそうでした。特にそのための対策もせずにそりゃ当たり前だよ。基本論点が大事なんでしょ?そんなふうに思っていました。

ですが、一度その言葉をじっくりと受け止めて【そのため】にどうすれば良いのか自分なりに対策を考えてもらえたらなと思います。

そしてそれを実践していくと本番できっと役に立つと思います。

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この記事を書いた人

開業税理士です。
自身のHPブログを運営していく上でブログを書く楽しさに気付きました。
税理士事務所のHP内という枠に捉われず好きに書く場所としてこの個人ブログを運営しています。

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