損益分岐点についてわかりやすく計算して説明します。

損益分岐点は事業を行なっていく上で、基礎にして必須とも言える様々な場面で使える指標です。

今回はそんな役立つ指標の一つである損益分岐点についてわかりやすく解説していきたいと思います。

この記事を読んで欲しい方

・利益から逆算して黒字となる売上目標を立てたい方。

・経営改善の判断指標が欲しい方。

・そもそも損益分岐点とは何なのか知りたい方。(計算方法も含む)

目次

そもそも損益分岐点とは?

売上をあげるには費用がかかるものです。

例えば飲食業であれば食材、店舗の家賃、光熱費…などなど商品を提供して売上を上げるまでに様々な費用がかかります。

この売上と費用がプラスマイナス0となる地点…それより売上が少なければ損、多ければ益と、まさに赤字になるか黒字になるかの分岐点地点の売上を損益分岐点売上高と言います。

わかりやすくデフォルメした事例形式で損益分岐点を計算してみる。

~カフェ~

コーヒー1杯:1,000円(売上)

コーヒー1杯にかかる材料費:600円(変動費)

カフェの家賃1月分:300,000円(固定費)

※1杯あたりの利益:1,000-600=400円

※1杯あたりの利益率:400÷1,000=40%

変動費とは売上に応じて変動する費用、固定費は売上にかかわらず固定で発生する費用または売上が0でも発生する費用と考えていただければ良いと思います。

コーヒーの注文が入らなければ材料を消費しないので費用がかかりませんし、家賃はコーヒーの注文が0だったとしても毎月発生します。


コーヒー1杯で儲けが400円です。

極端な話、1ヶ月で1杯しかコーヒーが売れなかったとすると、儲けの400円だけでは家賃の300,000円をまかないきれず、290,600円の赤字となります。

それでは1ヶ月あたりの売上がいくらなら赤字にならずに済むのでしょう。
そこが損益分岐点であり、これを求める簡単な公式があります。

固定費÷限界利益率です。

限界利益とは売上から変動費を引いた金額となります。

この事例では固定費が300,000円、限界利益率が40%ですので300,000÷40%=750,000円の売り上げが損益分岐点となります。

この事例で本当に月750,000円の売り上げで利益が0になるのか逆算してみましょう。

750,000円×利益率40%=300,000円※注1

300,000円-家賃300,000円=0円

このように利益が0となります。


※注1

750,000円の売上という事は1,000円のコーヒー750杯です。

750杯×材料費600円=450,000円

750,000円-450,000円=300,000円と言い換える事もできます。

損益分岐点を知る事で見えてくるもの

損益分岐点の公式を利用して利益から逆算した売上目標を立てることができる。

利益が0になる売上高が分かるという事は、利益が100万円になる売上高も分かります。

つまり今期達成したい利益から逆算して戦略的に

売上目標を立てることができます。

この場合は先ほどの公式に利益を足すことで簡単に計算できます。

(利益1,000,000円+固定費300,000円)÷限界利益率40%=3,250,000円(3,250杯)

このように逆算で売上目標を立てる事ができます。

損益分岐点が経営改善の判断指標となる。

達成したい利益に対する売上高を実現するのが難しい数字の事もあると思います。

そんな時はどうすれば良いのでしょう?


目標は達成可能な数字でなければ意味がありません。

では達成可能な売上まで目標を下げれば良いのでしょうか?


損益分岐点売上高を求める過程で固定費、変動費、限界利益率を洗い出す事になります。

これをする事により、どこにテコ入れすれば良いのか判断がしやすくなります。


例えばそもそも固定費が高い場合は、無駄な固定費が無いか検討してみる。

変動費が高く、利益率が低い場合は仕入単価を下げられないか検討してみる。

など、固定費や変動費が下がればその分必要な利益に対する売上高は少なくなります。


ただし、過度な固定費削減は会社の雰囲気を暗くしますし、仕入単価もただ下げるだけではクオリティも下がってしまいこれまでと同じ商品・サービスを提供できない可能性がありますので、注意が必要です。

損益分岐点についてのまとめ

・損益分岐点とは売上と費用がプラスマイナス0となる地点。

・損益分岐点は固定費÷限界利益率で求める。

・損益分岐点を知ることで利益から逆算して売上目標を立てる事ができる。経営改善の指標となる。

わかりやすさを重視して書きました。基礎にして大切な指標になりますので是非ここで覚えてご自身の事業にお役立て下さい。

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