【伝える】と【伝わる】の違いは分かりますか?
文字では1文字違いですが、主体となるのが自分と相手で全然違います。
自分では伝えたつもりでも、相手には伝わっていなかった。
自分の伝えたかった事が上手く伝わらずモヤモヤした。
こんな経験をした方は多いのではないでしょうか?
「バナナの魅力を100文字で伝えてください」
これは本のタイトルですが、この中だけでも4つの伝わる技術が詰まっています。
仕事柄、専門的な内容を分かりやすく伝えたいので、お客様相手には自然と実践している内容もありましたがこの本を読んで客観的かつ論理的に思考を整理できましたので共有します。
伝わるコツは相手ファースト
伝える←主体は自分
伝わる←主体は相手
例えば朝の挨拶でこんな事がありました。
「おはようございます」と事務所に入ったものの、真剣に仕事の話をしていた2人には伝わっていない様子。
自分主体で考えると「おはようございます」は伝えましたが、相手に挨拶は伝わっていない状況です。
【伝える】だけならここで終わりますが、【伝わる】にはどうしたら良いか。
どうしたら相手に伝わるのか、なぜ伝わらなかったのかと相手主体で考えると伝わるまでの道筋が見えてきます。
この場合は席も近かったので仕事の話が落ち着いたタイミングで再度「おはようございます」
嬉しそうに返してくれて【伝わった】のを実感しました。
人は伝えてもらわないと分からない
自分の頭の中と相手の頭の中は違います。
自分の頭の中では伝えたい事がイメージ出来ているので勘違いしがちですが、相手の頭の中ではイメージ出来ていません。
「言わなくても分かっているはず」
と思っていたら相手の頭の中では共有出来ていなかったなんて事は沢山あります。
そんな認識の違いが不信感に繋がり、トラブルに発展する事も。
伝えていたら起きなかったであろうトラブルは一度は経験しているのではないでしょうか。
このように自分の頭の中の事を相手に伝える事が大切です。
ただし伝えるだけではダメで、伝わる必要があります。
自分の頭の中はどうすれば相手に伝わるのか?
と、相手ファーストの話にまた繋がります。
伝わる構造と伝わる技術
伝わるためには伝わる構造を理解し、伝わる技術を習得する事が重要です。
7階建ての伝わる構造
16の伝わる技術
そしてそれを実践する4つの行動
伝えるのが面倒な人(タイプ別で5人)への対応策などが本書に記されています。
例えば伝わる構造の2階は納得感(相手の)
伝わる技術の代表例は例え話、などです。
これまで伝えたいとしている時に自然と意識したり実践している事もあると思います。
まずは相手ファーストと「言わなくても分かっているはず」の思考を無くすだけでも大きな前進だと思いますが構造や技術など内容について詳しく知りたいという方はぜひ読んでみて下さい。
伝える×伝わる○
マーケティングや集客、広告にも通ずる考え方ですよね。日常生活はもちろんビジネスに置いても非常に大切な考え方ですね。
私も精進していきたいと思います。
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