私は全経上級から始めて10年かけて5科目とって官報合格しました。
当時私が税理士試験の受験生時代にどうやって理論を覚えていたかをご紹介していきたいと思います。
私の理論の暗記方法と、暗記した理論を定着させるための回し方が伝わるように自作の管理表も写真を載せて共有したいと思います。
理論暗記のメインは音読
自宅学習でも理サブ(持ち運び用の理論教材)を使い、片手に理サブ、片手にボイスレコーダーが基本スタイルです。
やり方としてはその理論がどんな内容なのかを考えながら音読していきます。
句読点などを目安に細かく区切って繰り返し繰り返し少しずつ進めて一つの文章を覚えるようにすると負担が少ないと思います。
コツは「内容を考えながら」です。
音読で暗記するメリット
音読で暗記をするのは発声しながら暗記する事により、脳が刺激を受け黙読より覚えやすくなります。
(体験談であり、科学的根拠は調べていません)
それと同時に自分の音読を録音し、音読後に再生することで精度の確認+復習が出来ます。
実際に行っていた方法ですが、音読するときはイヤホンをしながらボイスレコーダーに吹き込む方法が一番良いです。
そうする事で音読で声として発したものがそのまま耳に集中的に聴こえるので、人間の五感のうち読み(視覚)、聞く(聴覚)、発声(感覚)の3つも使っている!と当時は思っていたのですが、五感の定義は感覚ではなく触覚だったようです(笑)
少し五感の定義とは外れてしまっていますが、三つ?の感覚を刺激する効果は感じていましたし、さらに録音したものを再生し、聴きながら文字を追う事ですぐに視覚と聴覚を使って反復できるというのが強みです。
これは個人の体験談ですが、感覚にも強い刺激がある方が印象に残りやすいので高揚をつけながら読む、身振り手振りを大きくして読む。という事をした方が効果が高いと感じていました。
理論の音読はボイスレコーダーを使う
スマホにも録音機能等もありますが、理論暗記の音読にはボイスレコーダーの使用がお薦めです。
スマホで代用するのはアプリやSNSなど誘惑が多いのでやめた方が良いと思います。
この話とは別なので深掘りしませんが、SNSは人間の本能を刺激するよう作られていて意志の力でセーブする事は難しいと最近聞いて「なるほど」と思いました。
タイムラプス投稿は勉強中スマホに触れないので良い方法かもしれませんね。私も受験生時代にアカウントを持っていたらやっていたかもしれません。
このように理論の音読を録音するにはスマホは使わずに専用のボイスレコーダー+イヤホンのスタイルがお勧めです。
ボイスレコーダーを使うメリットは習慣化
理論暗記専用のアイテム(ボイスレコーダー)は習慣化も助けてくれます。
砂を噛むような理論暗記…やりたくないと思った事は何度もあります。
ですが「理論暗記専用のアイテム」を手に持ってイヤホンを装着したら理論暗記開始のサイン。
不思議なものでやりたくない気持ちはお構いなしに日々のルーティンが始まり理論暗記が進んでいきます。
これから「開始する」という合図になるので気持ちを切り離して始める事が出来ます。
例えるなら月曜の朝、休みたくて仕方ないのに出社してデスクに着いたら気づいたら仕事始まってる。そんな感覚でしょうか。
スマホは日常生活でも使っているのでそうはなりません。
私が当時購入したのはolympusのボイストレックVN-8100PCという機種です。
倍速再生、フォルダ、あって嬉しい機能も揃っており、使い勝手も良かったです。
当時は5,000円くらいで買った記憶がありますが今調べると値段が高騰していました。
同じ機種である必要はないと思いますので、似ている5,000円前後の機種を参考までにリンク貼っておきます。
暗記した理論を回すために必要な事
暗記した理論を定着させるために必要な事は回す理論の管理です。
触れている頻度、最後に触れてからどれだけ経っているのか。この2つを視覚ですぐに分かる状態にしておくのが機械的に理論を回すコツです。
そのために私はこのような表を自作して使っていました。
![](https://www.zeirishi-g.com/wp-content/uploads/2022/12/image_123927839-4-800x1067.jpg)
![](https://www.zeirishi-g.com/wp-content/uploads/2022/12/image_123927839-3-800x1067.jpg)
頻度でおおよその定着度の見積りを立てることができ、最後に触れてからどのくらい経っているのかが分かるので、そろそろまたこの理論は触れておかないと忘れそうだな。という事が一目で管理できます。
再度触れるまでの期間は定着度や理論のランクなどと相談して決めます。
私はAランク数日から一週間前後、Bランク一週間から数週間前後、Cランクは一月前後、CのCは二月〜三月前後くらいの感覚だったと思います。
この表だと一目で分かり、さらにシールで達成感も得られるのでおすすめです。
まとめ
・理論暗記は音読で。
・音読はスマホを使わずボイスレコーダーとイヤホン
・理論回しは頻度と経過日数の管理が重要
写真で共有した表のシールを貼る方法は当時、勉強方法の情報を漁っていた時に話題?になったような気がしますが、そのアイデアだけ借りて自分の方法に取り込みました。
ここに書いた事の中から良いなと思ったところを上手く自分のやり方に落とし込んでもらえたらと思います。
成功者からやり方を聞くのは大切だと思いますが、そのやり方をそのままやるのはお薦めしません。
経験上、良いと思った部分を自分の方法に取り込み自分なりのやり方を確立していく方が上手くいきます。
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